今日のゴールドコーストは、なんだか雨が降ったりやんだりと、熱帯っぽい天気です。
さて、前回は、ある個人の生活が物質的に豊かになって利便性と快適性が増すと、エネルギー使用量が増して、その結果CO2の排出量が増えてしまうことを非常に簡単に図にしました。こんな図です。
今度は、赤=「発展途上国」と青=「先進国」の人の数をこの図に重ねてみたいと思います。本来であれば、人の数は、X軸、Y軸と関係がないので、Z軸に置きたいところですが、そのまま重ねてしまいます。
面積の大きさは、だいたいの人数を表しています。先進国の人口が10億人ぐらい、残りが発展途上国なので、だいたい先進国:発展途上国=1:5ぐらいです。実際には、もっと、でこぼこがあったり、分布が正規分布に近かったりするのでしょうが、こんな図でご容赦ください。
今度はこれに、発展途上国の人々の意識を「矢印」(緑と黄色)として重ね合わせます。
発展途上国の人は、自国内でより物質的に豊かな生活をしている人や、先進国の人の暮らしぶりを直接ないしは、様々なメディアを通してみています。
そして、多くの割合の人が、先進国の人の生活様式を見て、「こうありたい」と思ってまねしようとします。本当に自分の夢として位置づけて強く願い、それに向けてがんばります。
全員の方の意識が統一的にそうだとはいいませんが、自然の流れとして、多くの方は、より利便性が高く快適な生活を求めていくでしょう。
つまり、先進国の方は、それを意識していようが、いまいが、一人当たり、5、6人の発展途上国の人の羨望の視線を浴びて生きています。
さて、ここで、人間活動が、地球環境に対して小さかった時には、単純に右上に突き進んでいけばよかったです。
しかし、にわかに、その代償として、全部をひっくり返す可能性がある負債が下にもくもくと溜まっていっていることがわかってきました。しかも、結構な確率で本当にそうなりそうだと。
さあ、赤色の塊から、将来の姿として、夢として羨望のまなざしを受ける青の塊があります。
その時、その青の塊の将来を示す青の矢印がどんな方向へ進んでいかなければならないのかは、明白な気がします。
また、当然、青の塊の中でも意識の矢印は存在しています。先頭にいればいる人ほど、その影響力から、誘導責任は重いのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
今日はこんなところで。
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