先日、ミダックふじの宮さんへお邪魔をいたしました。
ミダックさんはカーボンフットプリント算定・表示試行事業のPCR「廃棄物焼却処分サービス」の申請代表者をされていて、私達は、そのPCRの原案策定を支援するコンサルタントとして伺いました。
カーボンフットプリント制度についての細かい話は当社のホームページで説明をしています(カーボンフットプリント入門をご覧ください)ので、割愛させていただきますが、ミダックさんによりますと、いろいろな場面でお客様の方からPCRの登録に関して、問い合わせやご指摘を受けるなど、注目度も高いそうで、非常に熱のこもった会合となりました。
さて、その会合の際にミダックふじの宮さんの廃棄物焼却処分施設を見学させていただきましたので、その際の撮らせていただいた写真を何枚か紹介します。
「いやー、このクラスは、最近ではぜんぜん小さい方ですよ」と謙遜されていましたが、定期修理のためにうず高く山済みになっているゴミと、設備には全くもって圧倒されました。ここの施設では日に100トンを超える処理量を誇るそうですが、最近はこの5倍、6倍といった規模もあたりまえだとか。
入り口。なんとなく産業廃棄物の処理施設というと、埋立地や森や山の中にぽつんとあるイメージだったので、工業団地の一角に位置していて個人的には少し違和感があり ました。
焼却ゴミの投入。
ロータリーキルン、ストーカー、ドラム缶炉とゴミの種類によって投入口が異なるそうです。
発電機。焼却熱で蒸気を作り設備の電力の一部をまかなう。
汚泥の乾燥は焼却熱を利用して行っている。
「このフィルターが目詰まりするのが一番危ないんです、加圧状態となって、バックファイアーを起こしますから」と工場長のリアルなお話。安全のために、24時間モニターとにらめっこの有人監視。
ちょっと切れてしまっていますが、煙突は、富士山の景観を損なわないように、色彩や高さについて条例があるそうです。確かに少し濃い木のような色をしていました。
今回はまさにこの施設を含むカーボンフットプリントを算定する際のルールブックとなるPCRを決めていくお手伝いをさせていただくわけですが、現場を拝見して更に、身の引き締まる思いでした。
それにしても、現場を見学しますと、自分の中にリアリティが増して良いものです。このようなご機会をいただきましてありがとうございました。
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