ちょっと前ですが朝一に海に行ってきました。
サイズは胸・肩、セットで頭、面も比較的クリーンでほぼは貸切と、たまに海へ行って、こんな波であれば全く文句は全く言えません。その日と次の日はASPかなにかの大会だったようなのですが、きっととても良い大会になったことでしょう。
さて、大潮で波が多少ボヨボヨとしていたことや、すっかり月1サーファーになってしまい足腰が据わっていないこともあり、最初の数本は見事に「巻かれ」てしまいました。
さて、サーフィンをあまりされない方のために、説明いたしますと、「巻かれ」るとは、波の力で水の中で体がグルグルと回転してしまう状態を言います。波に乗る前や後でボードから落ちたり、大きな波を上手にやり過ごせなかった時なんかに「巻かれ」ます。
「巻かれ」ている時は、たいしたことはできません。腕で頭を守って、息を止めて、あとは波のなすがままで、その力から開放されて海面に浮き上がるのを待ちます。大きな波で「巻かれる」と何回転もしながら、海底にぶつかったり、どっちが上かもわからなくなり、息が持つかと心配になったりします。特に体調が悪かったり、緊張していたりすると、「巻かれ」ている間はずいぶんと実際より長く感じます。
一見、全く楽しくなさそうな状態ですが、僕は結構好きです。「巻かれる」中で急速にいろいろと余計な考えで凝り固まった頭がリセットされて、波へ集中するモードへと遷移していく気がします。
ただ、同じ「巻かれる」でも、タヒチのように、岩の海底へ叩きつけられてリーフの上を転げまわった「巻かれる」体験は痛くてもうゴメンですが、そういった心配をしなくて良いビーチでは積極的に「巻かれ」ながらサーフィンをするようにしています。
巻かれたり、波に乗れたりしながら、だんだんと来る波に乗ること自体にも執着しなくなり、水平線を眺めていられるようになったら心のリセットも完了です。
やはり海はいいですね。